施工事例
芝生は見た目もキレイで夏は涼しく過ごすことができるので憧れますよね。
お庭に芝生があると身近なところで自然に触れることができ、土や草の香りをいつでも楽しむことが出来ます。
「天然芝をお庭に敷いてみたいけど難しそう」と思われる方もいるかもしれませんが、ポイントさえ押さえればとくに張り方に難しい点はありません。
今回は天然芝の植え方や、お手入れ・管理方法のご紹介をします。
芝の植え方
この章では準備するものと手順を紹介します。
前述したように、張り方に難しい点はないので、お庭作り初心者の方でも実践できます。
準備するもの
・芝生
・砂
・培養土
・芝の目土
一般家庭でよく使われるのは「高麗芝」と呼ばれる生命力の強い日本芝です。
四角いマット状で、ホームセンター等で束になって販売されています。
砂は水はけを良くするためにつかいます。
下地に砂を使うことで、雨が降ってもすぐに排水されるようになります。
下地の上に敷く培養土は、芝生の生育をよくしてくれるので用意しましょう。
芝生を張った後にかぶせる芝の目土は芝の生長に役立つので、粒のそろった細かい土を選びましょう。
全体に目土を行きわたらせるためにほうきも用意しておくと便利です。
芝の植え方の手順
①地面をならす
雑草の除去、そしてデコボコした下地を平たんにするためにも、まずは地面をならします。
雑草以外にも土塊や石、雑草の根などがあれば取り除いておきます。
下地作りのときは、水はけをよくすることを意識しましょう。
7センチ程堀り、平らにしたら砂を4~5センチ程敷き、さらに平らにならしたら全体に水を撒きましょう。
こうすることで土を締めることができます。
下地が完成したら上に培養土をかぶせ、さらに平らにならします。
②芝生を張る
芝生の張り方にはいろいろな方法がありますが、一般的にすき間なく敷き詰めていく「ベタ張り」か、芝と芝に隙間(目地)をつくって張っていく「目地張り」があります。
ベタ張りは目地張りに比べると芝の枚数が必要になるので、コストがかかってしまうのがデメリットですが、敷き詰めるだけなので簡単にでき、綺麗に仕上げることが出来ます。
目地張りはすき間が埋まって仕上がるまでに時間はかかりますが、使用する芝の枚数を減らしてコストを抑えることができ、目地土から栄養が補給できるため、丈夫な芝に育てることができるのでオススメです。
ベタ張りの場合も、目地張りの場合も、レンガ積みのようにつなぎ目をずらして設置します。
③芝の目土をかぶせる
芝の目土は乾燥の防止と根の発達を促すためにかぶせます。
葉先が見えるくらいの高さを目安に、ほうきを使って芝全体にいきわたらせます。
目土をかぶせた後はしっかりと足で踏み固めます。
④水やりをする
目土をかけたら、たっぷりと水をまきます。
張ったばかりの芝は乾燥しやすいので、芝生が根をはるまでは水の管理には注意をしましょう。
⑤養生期間をおく
芝生の根がはり、全面が埋まるまでの養生期間をおきます。
芝生が傷んだり、敷いた芝がズレてしまわないように、足を踏み入れず、毎日水やりをするようにしましょう。
養生期間には1~2ヶ月以上必要になります。
芝のお手入れ・管理方法
・芝刈り
伸びすぎた芝生は景観をわるくしてしまいます。
定期的に芝刈りハサミなどを使ったり、芝生の面積が広い場合は芝刈り機を使うと良いでしょう。
・除草
雑草が生えていると芝生の栄養が奪われ、生育に影響が出てしまいます。
雑草の除去をし、さらにスパイクなどを使って芝生に穴をあけるエアレーションを行うことによって、土を柔らかくし、水の浸透を良くすることができます。
・水やり
夏の暑い時期には毎日、秋冬は2~3日に1回くらいの頻度で水やりをしましょう。
夏に水を撒く場合は、暑い時間帯は避け、朝方か晩の涼しいときに行うようにします。
・肥料
肥料を撒くことでより濃い緑の美しい芝にすることができます。
撒き方にムラがあると、芝の色もムラが出てしまうので注意しましょう。
まとめ
芝生をどれくらい植えるのか、ベタ張りにするのか目地張りにするのかは、庭作りにかける時間やコストを考えて、あなたに合った方法でやってみましょう。
きっと素敵なお庭が完成するはずです。